こんにちは、Chiyo(ChiyoM_London)です。
この企画ではあまり表にでることのない他の人のお金の考え方を共有することでブログを読んでいただいている方と一緒に学びを深めていけたらいいなと思っています。
主に海外に住んでいるさまざまな属性、年代の方に匿名で幅広いお金に関する質問をしていきます。
今回はイギリス在住で会社員として働く30代の方にお話をお伺いしました。
小さい頃にあったお金や家に対するイメージ、給与交渉など都度お金と触れる中で最終的に自分達が心地良いと感じるものにお金を使えるようになりたいと辿り着いて夫婦で行動されているのがとても印象的でした。
インタビューから記事掲載まで1年間かかってしまったのですが、その間に目標にされていたマイホームも購入されています。
多くの方が人生のどこかで収入の中で支出を抑える家計管理を学ぶのですが、お金と良い関係を築くためにはもうひとつ踏み込んで人生でお金を何に使いたいかを問い続けることも大事だなとお話を聞いていて感じました。
今の20代、30代の方には特に共感出来るポイント、エピソードがたくさんあると思うので今回も是非最後まで読んで頂けたら嬉しいです。
目次
人生で最初にお金に触れた出来事
お年玉
親戚が多かったのでたくさん集まったお年玉袋を開けるのが楽しかった思い出。
最初は両親が管理していたけど途中から貯金箱で管理、お年玉でおもちゃや好きな洋服を買っていた。使い切れず余ったお金は親が銀行に入れていた。
この時の記憶は100円あれば何でも買えるという感覚。小さい頃から祖父が土地を有効に使って家賃収入を得ていたことを知っていてマイホームは安心、生活の基盤になるというイメージがあり大人になったらいつか家を買いたいとずっと思っていた。
両親との会話
小学校に高級なブランドの服を着ている友達が何人かいて、自分も着たいと親にお願いしたいところ何でこんなに高いのとびっくりされて、なかなか買ってもらえなかったり、うちはお金がないと言われたことで私の家は貧乏かもしれないとショックを受けた。
今振り返ると全く普通の暮らしだったけど当時はお金持ちっていいなと強い憧れを持つ。
家ではあまりお金の話をする機会がなかったが、大学の費用を払う時に実際に札束を扇状に見せて「これだけ払うからちゃんと勉強してね」と言われた記憶があり。
大学の時から貯金はちゃんとしたほうがいいよとアドバイスを受けていたが当時は貯金する余裕もなかったこともありあまり響かなかった。
お金を管理、運用し始めた時期そのきっかけ
お小遣いをやりくりし始めた
高校生の時は貯金箱で管理、お小遣いの範囲でやりくりしていた。当時お小遣い帳にチャレンジしてみたが続かなかった。
大学に入ってからアルバイトで稼いだお金とお小遣いで普段の生活は足りていたが貯金の概念はなく、通帳を見て足りているかどうか判断していた。
何かやりたいことや旅行があったときはそれに向けて貯めることはあったが基本使い切っていた。
社会人になって留学のために貯蓄をはじめる
社会人になり英語を話せる人が会社で良いポジションについていたり、就職活動を有利に進めているのを目の当たりにして社会人2、3年目の時に留学するために貯金を開始。
目標金額は設定していなかったが仕事が忙しかったこともあり貯めれるだけ貯めた。
将来の不安よりも近い未来でやりたいことがありそのために貯金をしてた時期。
留学後は仕事を転々としていたこともあり経済的には生活費を払うのが精一杯だったが、正社員の仕事が見つかったことで経済的に生活が安定した。
お金に関して考え方が変わった出来事(ブレイクスルー)
イギリスで給与交渉をしたこと
正社員になった後自分の給与が他の人よりもかなり低かったことを知り、同僚から交渉しないの?と言われてはじめて給与交渉をしないとダメだと気づく。
そこからは戦略的に給与をあげるためにどうしたらいいかを考えて毎年交渉するようになった(この時役に立ったのが孫子の兵法)この経験を経てもっと稼ぎたいと思うようになったり、仕事を頑張っても要求しなかったら給与を低くされてしまうことがあることを学んだ。
新型コロナウィルスを機に運用を始めた
毎年頑張って給与交渉をしていたものの、ある程度交渉しきってしまった感や交渉自体に疲れてしまうこともあり会社にお願いするよりも自分で資産を増やすほうがいいかなと考えるようになった。
またコロナを機にFurloughになる同僚もいて安定した仕事、収入がなくなってしまうかもという危機感もあった。
結婚
結婚をした当初からお互いマイホームがほしいという希望があったので、資産や出費を把握するために二人で家計簿をつけはじめる。
以前は家計簿を記録するのが面倒くさい、やる意味が感じられずなかなか続かなかったがお金の話を安心して出来るパートナーと出会ったこともあり今は楽しいと感じるまでに。
毎月夫婦間で使ったお金の結果発表したり、家族のイベントになっている。
結婚を機に自分たちが気持ちいいと感じる家や子供にしてあげたいことを具体的にイメージ出来るようになってお金の大事さを感じている。
知っておいて良かったことややっておいて良かったこと
下調べの時間を充分に取った
Youtubeやブログで一時期たくさん投資や運用のことを調べていた期間があり、その知識が投資を始めたいと思った時にとても役に立った。
また貯めてあったお金があったことで、運用をしたいと思った時にすぐに行動に移せた。
後悔や知っておきたかったこと
運用など含めてお金の知識をもっと早めに知りたかった
20代の頃から自分の支出を気にして、意味のあるお金の使い方をしておけばもっと貯めれてたのではと思う。
家族や友達に実際に投資をしている人がいなかったのもありイメージが沸かずなかなか行動に移すことができなかったのでお金の知識、考え方を知る機会があればもっと早く出来たかもしれない。
他の年代に聞いてみたい質問
海外在住日本人の40代、50代、60代先輩方の、後悔や知っておきたかったこと、やっておいて良かったこと。
先人の知恵や経験を聞いてみたい。
あなたにとってお金とは?
心強い味方/ツール
お金がないと出来ないことがある。
家を買ったり、良い教育を子供に与えたいと思った時にアクセスするためのツールでお金は困った時に助けてくれるもの
これからお金をどんなことに使ってどんな人生を送りたいか
自分の考える、豊かな生活を実現したい
ブランドものに囲まれた豪華な生活がしたいわけではなく、自分のがいいと感じるもの、良い経験やチャンスを広げるものにお金で制限することなく使える状態になりたい。
賃貸 持ち家 持っているならなぜ?
今は賃貸ですが、持ち家が欲しい。
ロンドンに来た時に大家都合で家を出なければならなかったりや実家が持ち家で安心感があったこともありマイホームがほしいと強く思っている。
(記事公開時は念願のマイホームを購入済み)