Open up! Money Talk_イギリス在住 30代 会社員

こんにちは、Chiyo(ChiyoM_London)です。

この企画ではあまり表にでることのない他の人のお金の考え方を共有することでブログを読んでいただいている方と一緒に学びを深めていけたらいいなと思っています。

主に海外に住んでいるさまざまな属性、年代の方に匿名で幅広いお金に関する質問をしていきます。

今回はイギリス在住で会社員として働く30代の方にお話をお伺いしました。

イギリスと日本を行き来する生活で感じたお金との距離感、両親から学んだお金のこと、そしてその考えが現在の生活にどう活かされているかなど興味深い話ばかりであっという間のインタビューでした。

親が大事にしているお金の価値観は子供に伝わるけれど、それが全てではなく環境の中で変化していくものというのが伝わるエピソードも子供にどうやってお金の教育をしようかなと考えている人に参考になるのではと思います。

ぜひ今回も最後まで読んで頂けたら嬉しいです。

 

人生で最初にお金に触れた出来事

小学校の時、友人の誕生日会で£5のお小遣いをもらってランチを購入したこと。

イギリスに来て間も無く、初めて英語での‘買い物’をしたので鮮明に覚えていて、それまで自分で買い物をするという経験がなかったので£5の価値がわからずこれでお昼を買えるかなぁと緊張した。

お金については大人が使うものと思っていて、子供の自分は持ってはいけないと感じていた。

ちなみにお年玉は必ず貯金というルールがあり全く使えず、貯金をしておくと大人になった時に役に立つからと言われていた。

日本に帰国してびっくりしたのは多くの友達がお小遣いをもらって自分で買い物をしていたこと。(イギリスではほぼお金を持つ機会がなかった)

そういった環境でお小遣いがほしいと思ったのものの中学生までは本当に必要なのか論理的な理由がしっかりしていると両親が判断した場合のみ欲しいものを買ってくれる仕組みだった。ちなみにお金がないからという理由で断られたことはなかった

中学生になりお小遣い制が始まったもののまわりと比べてかなり少なくお金は制限の中で工夫して使うようにと言われていた。

その教えとギリギリのお小遣いでやりくりするために週に使っている金額を計算して無駄なもの(ファストフードやゲームセンター)に使うことを極力減らしていたが、サッカーで使うスパイクを買ってもらうために口論になりながらも説得して買ってもらった経験もあり大事なものには時間とお金を使うという考えがこの時に既にあった。

お金を管理、運用し始めた時期そのきっかけ

18歳の夏に大学入学を控え初めて個人銀行口座を開いたこと
お金を管理するというよりはバイト代や仕送りを毎月使い切るような感じだったが、お金が足りなくなることはなかった

同時にできる範囲で貯金をしていたが、本格的に貯金を始めたのは収入が安定してきた25歳頃から。
最初は余ったら貯金をしていたけど、本を読んだ影響で収入の何%(確か手取り額の20−30%)を計画的に貯めるようにしていた。

お金に関して考え方が変わった出来事(ブレイクスルー)

結婚

結婚する前は給与が大きく上がったことでお金が余っていると感じるようになり不必要に高いものを買ったりお金の使い方が荒くなっていた

最初は頑張っている自分へのご褒美としていいよねと思っていたことがだんだんお金を使っても満たされていないと感じるように。

このままじゃいけない、考え直そうと思ったことと結婚を見据えたお付き合いがはじまったことでお金に対しても一人のことではないからとしっかり考えようと思えた。

実際に行動したのは支出を把握すること、貯金のターゲットを見直したこと、そしてお金の使い方が荒かった時に何に使っていたか反省したこと

今までは親の影響もありお金を貯めたり、節約することはしていたけれどお金をどんなことに使いたいのかがはっきりしたのはこのタイミング

また結婚生活の2年目に今後の人生設計、ファミリープランについて一晩話し合いそこでお互いのお金に対する考えや抱えている将来の不安などを意見交換したことが大きなブレイクスルーとなった。

夫婦間でしっかりお金の話ができたことで資産運用に対する理解、目的を持って行動することができた。

 

知っておいて良かったことややっておいて良かったこと

税金の仕組み

副業の税金や申告のプロセスが分かってなかったことでより多くお金を払うことになってしまった経験から税金の仕組みを理解する重要性を早い段階で学べたのが良かった。

後悔や知っておきたかったこと

最近になって自主的にお金の事についてリサーチして、自分のライフスタイルに合わせた運用の仕方を意識する様になったが、その自主性をもっと人生の早い段階でスタートできなかったのは大きな後悔

20代後半やお金が余っていると感じていた30代前半で知りたかった。

他の年代に聞いてみたい質問

両親がこれまでどの様な資産運用をしてきたのか聞いてみたい。

人生の様々なマイルストーンでどの様に対応してきたのか、今の私たちの世代にできるアドバイスがあるかなど。

オープンに話したことのないトピックだが、自分も結婚し独り身ではなくなった今だからこそ話をしてみたい。

あなたにとってお金とは?

人生に選択肢を与えてくれる必要不可欠なもの。
だが、お金に執着しすぎた人生は歩みたくない。

これからお金をどんなことに使ってどんな人生を送りたいか

貯蓄、運用を効率的に行いながら家族の生活がより豊かになる様な事に使っていきたいし、人生のさまざまなシナリオにも対応しながらやりたいことを実現したい。

家族、友人、同僚など大切な人と時間を共有できることには惜しみなくお金を使える状態を作りたい。

現在所属している事務所の活動が評価されて将来は個人でも幅広い分野で貢献できるような建築家になりたい。

賃貸 持ち家 持っているならなぜ?

現在持ち家の購入手続き中。(記事公開時は購入済み)

目的は良い住居環境作りと資産運用の両方。

賃貸契約に縛られず家族が気持ちよく、明るく安心して暮らせる環境を作っていきたい。

専門知識を活かして改装など行いProperty Ladderを上がれるオプションも作っていきたい。

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