イギリスで家を買う_購入の基本の流れを押さえよう 前編

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こんにちは、Chiyo(ChiyoM_London)です。

 

数回にわたりHelp to Buyやロンドンの不動産事情を書いてきましたがここからは実践編です。

 

イギリスで家を買った人から良く聞く「オファーをしてから鍵をもらうまでとにかく時間がかかったよー」という話。

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ただ、いったい何にそんなに時間がかかるのか?謎ですよね。。

 

私も手続きを経験するまではよく分からず、漠然と不安を感じていました。

 

この記事では不動産購入の流れを大まかにまとめることでイギリスで家を買うというイメージを少しでも伝えられたらと思います。

 

ちなみに情報は中古のLeaseholdのフラットをロンドンで購入した経験を基に書いています。

新築や一軒家の場合とは手順や確認するポイントが違う場合もありますのでご了承ください。

 

不動産購入の流れ

 

この記事では①から④のオファーを出すまでをまとめました。

①物件の予算を決める

購入可能な物件は物件を見に行く前にやったことまとめでも書いたように頭金 + 税引き前収入の4-5倍で計算をすればざっくりと決まります。

 

その金額をもとに不動産情報サイトのRightmoveZooplaで予算に合う家、エリアなどを探しながら購入計画を立てましょう

 

ここでやるべきことは頭金のための貯金を整理しておくこと、Lifetime ISA (もしくはHelp to Buy ISA)への積立を始めていない場合は早めにやっておくといいですよ。

 

Help to Buy ISAを今回のマイホーム購入で利用したのですが25%のボーナスはとっても助かりました。

(同時に早くはじめておけばもっともらえたのにーという思いもあるので、是非みなさんはお早めに!)

参考 イギリスで家を買う_Lifetime ISAについて

 

②住宅ローンの仮承認を得る

物件の予算が決まったら、次はMortgage in Principleという書類を取得します。

 

Mortgage in Principleとは住宅ローンの仮承認のようなもので住宅ローンを扱う銀行や団体で発行してくれます。

 

不動産購入に必ず必要な書類ではないのですが、下記のメリットがあるので物件を見に行く前に取得しました。

 

  • 仮審査なので15分程で簡単に申請できる (そして無料)
  • 審査が通らなくてもクレジットスコアに影響しない
  • 売り手や不動産エージェントに真剣に家を探しているという印象を与えられる

 

オファーが通った後に住宅ローンが組めないとなると時間もお金も無駄になってしまうので、Mortgage In Principalは早めに取っておいて損はない書類ですよ。

 

③物件を探す

Mortgage in Principleを手に入れたら次は物件探し、私たちはネットで全て探しました。

 

現在Brexitの不透明感でマーケットの過熱感は収まっているもののやはりいい物件はすぐオファーが入ってしまい売れてしまいます。

 

 関連記事   イギリスで家を買う_ロンドン不動産事情 2019

 

そのため本気で物件を探している時期はなるべく毎日 Rightmoveをチェックして早めに内覧(viewing)をリクエストするのがおすすめ。

 

ちなみに物件を探す時はエリアと金額の他に下記の条件をフィルターに入れていました。

過去に投稿されて残っている物件(高い確率で現在売っていない)、リタイアメントホーム、新築などを検索から外してくれるので便利です。

 

逆に新築やShared Ownershipの物件を探している場合はMust HavesのカテゴリーのNew HomeやPurchase Assistance Schemeを選ぶと簡単に見つけられますよ。

 

内覧の時に聞くこと

 

内覧した時は物件を見ながら下記のことを必ず聞くようにしていました。

 

  • 物件が売り出されている理由
  • チェーン物件か*
  • Leaseholdのフラットの場合、Service Charge、Ground Rent、Leaseが残っている期間。
  • Freeholdのフラットの場合、どのように建物をメンテナンスしているか

 

*チェーン物件とは売主が持ち家を売ったお金を頭金にして、次の物件購入をする計画をしている物件のこと。

 

家を探し始めた時は一回の内覧で全て聞かなくては、、と気合いが入っていたのですが、後々オファーを出す前にほとんどの物件がもう一度内覧の機会をくれることが分かりました。笑

 

なので1回目の内覧では主に物件が気に入るか、なぜ売りたいのか、維持にかかる費用などベーシックな情報が分かればOKです。

 

興味があれば2回目の内覧をお願いして、細かい点を確認します。

 

ちなみにLeaseholdとFreeholdの違いは下記のリンクがとても分かりやすいのでフラットを購入する予定の人は見ておきましょう。

Leasehold vs freehold

④オファーを出す

 

気に入った物件が見つかったら次はオファーに進みます。

 

オファーを出すと聞くと「物件を買うという一大決心」のように思えますがこの時点では法的な契約ではないためオファーが仮に承諾されたとしても売主、買主どちらも契約を結ぶまでは売買を辞めることができます。

 

恋愛でいったらオファーは結婚前の真剣交際を申し込むようなもの、ここから契約まで双方いろんなハードルを乗り越えることになります。

 

またオファーはソリシターを指定していない状態でも受け付けてくれますよ。

 

今後の過程ですぐにソリシターのアポイントメントが必要になるので早めにソリシターを見つけたほうがいいのは確かですが、オファーが通ってからソリシターをお願いしても大丈夫なので慌てずに信頼できるソリシターを探しましょう。

 

オファーの出し方

 

たちはオファーに付随する条件があり明確にしておきたかったので手紙で出しましたが、電話やEmailで受け付ける不動産エージェントも多かったです。

 

オファーを出しても金額が合わない場合は交渉が続き、晴れてオファーが承諾されると正式な文書が不動産エージェントから送られてきます。

 

オファー金額の決め方

 

難しいのがAsking Priceに対してどれくらいの金額を提示するべきか。

 

2019年は買い手が少ない状況だったのでほぼAsking Price、もしくは少し下回る金額でも承諾されることが多かったです。

 

不動産エージェントははっきりとどれくらいのオファーがあったかは教えられない決まりなのですが、ざっくりとこれくらいまでは下げられるかもとか既にオファーが入ってるからこの金額が最低金額かなーなど、それとなくヒントはくれます。

(ただエージェントはあくまでも売主側の立場ということは忘れずに)

 

あとは交渉する上で絶対見ておきたいのが同じ建物の違うフラットがどれくらいの金額で売買されたかどうか。

 

売主も必ず見ている情報なので、交渉する上でのガイドラインの金額になります。

 

ポストコード + House Priceで検索するとRightmoveのページが簡単に見つかるので必ず交渉の前に見ておきましょう。

 

イギリスで家を買う_購入の基本の流れを押さえよう 前編のまとめ

この記事では不動産購入のオファーを出すまでをまとめました。

 

オファーまではするっと進めた人もこれからソリシターとのやり取りや住宅ローン申請など不動産購入に向けてやるべきことが山ほど出てきます。

 

引き続き後編でまとめていく予定です。

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