私的年金 SIPPの口座のえらびかた

こんにちは!Chiyo(ChiyoM_London)です。

 

2回にわたってイギリスの年金の仕組みについて取り上げてきましたが今回は自分でSIPPの口座を開きたいけどどうやって始めるの?という疑問に答えていきます。

 

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イギリスの私的年金SIPPのポイントを分かりやすく解説します

 

SIPPは大きく分けて二種類

 

SIPPは投資商品なので基本的に証券会社で口座を開設するのが一般的で、大きく分けると二種類です。

 

Low-cost SIPPs

 

自分で投資商品を選ぶタイプのSIPPでDIY SIPPと呼ばれたりもします。

手数料がFull SIPPsよりも安いのが特徴でイギリスの証券会社が扱っているSIPPsはほぼこのタイプ。

 

Full SIPPs

 

投資の専門チームが投資先を決めてくれるSIPPsで、昔はこのタイプが主流でした。

 

Low-cost SIPPsに比べると投資先が株やファンドに限らず不動産などに幅広く投資でき、運用を任せられるメリットはありますが手数料が高額なためあまり人気がありません。

 

近年はNutmegなどロボアドバイザーを利用して手数料を抑えたSIPPを提供する会社も増えてきていたり、私的年金の運用にかかる費用は年々安くなっています。

 

このブログではLow-cost SIPPsに絞って紹介していきます。

 

SIPPをはじめる前に確認したいポイント

 

SIPPの口座を開く前にチェックしたいポイントを二つ紹介します。

 

自分が使っている証券会社の手数料を調べる

 

もし既にイギリスで証券口座を開いているのなら、手数料節約と管理のしやすさからまずは同じ証券会社でSIPPを開くことが出来ないか検討しましょう。

 

ちなみに下記の項目に全てあてはまる場合は手数料が安めの証券会社と言えるので目安として頭にいれておくといいですよ。

 

  • Set up fee がないこと
  • Unit Trust / OEIC funds取引手数料がかからないこと
  • 年間の口座維持手数料がSIPPの合計資産の0.3%に収まること
  • Switching fee(他のSIPPに移す手数料)がかからないこと

 

残念ながらSIPPのSwitching Fee (Exit Fee)がかからない証券会社はとても少ないのですが、一部の証券会社ではSIPPの口座を移した時に顧客が払った手数料を返金してくれるサービスを提供してます。

AJ Bell Switch your account and receive up to £500

 

証券会社の手数料についてはイギリスの証券会社の手数料を調べてみたで詳しく書いていますのでそちらも参考にしてみてください。

 

ちなみにWorkplace pensionでよく使われる会社の手数料は少し高めです。 

 

NEST  口座維持手数料は0.3%だけど、入金の際に1.8%の手数料がかかる

People’s Pension 口座維持手数料は0.5%

 

SIPPの証券会社は長い付き合いになることが多いので手数料とあわせて取扱商品の多さやオンライン画面の操作性も考慮して総合的に選ぶことをおすすめします。

 

 

年間の積立金額を決めて証券会社の手数料を比較する

 

通常の投資と同じく証券会社の手数料は積立金額によって大きく選び方が変わります。

 

2017年11月の記事で少し古いのですが投資金額に対して費用がどれくらいかかるか分かりやすくまとまっているウェブサイトのリンクを見つけたので参考にしてみてください。

 

The telegraph-the cheapest Sipp firms – whether you’re investing £5,000 or £1m

 

SIPPのおすすめ証券会社ある?

現在はインデックス投資を行っているVanguardでSIPPの積立を行っています。

 

SIPPは通常のISA口座と比べて手数料が高いプラットフォームが多いのですがVanguardは手数料が全く同じで良心的です。

 

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