イギリスの証券会社の手数料を調べてみた

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こんにちは!Chiyo(ChiyoM_London)です。

前回自分に合った投資スタイルの作り方という記事で手数料と税金をいかに少なく出来るかというポイントを大事にして投資スタイルを選んでいると書きました。

 

投資をする中で手数料ってとっても地味な存在ですが、長期的に投資をする人こそ真剣に調べておさえたいところ。

 

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手数料は日々の節約と一緒でリスクを取らずに利益を増やせる部分なので積極的に減らしたいですよね。

 

手数料を安くするには何に投資するかも大事ですが、まずはどこで投資するかがとっても重要です。

 

特にイギリスは手数料設定が複雑で「友達が使っていたから」「大手だから」という理由で選ぶと高い金額を払うことになりかねません。

 

この記事ではイギリスの証券会社を選ぶ時に注意したい手数料について調べてみました。

 

これからイギリスで投資をしたいと考えている人は是非参考にしてください。

イギリスの証券会社

イギリスの証券会社はオンラインの主要な会社だけでも10社以上、多すぎて逆に選びづらいです。

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具体的にどんな手数料があるのかひとつひとつ見てきます。

証券会社でかかる費用

Account closure fee (口座を閉じる費用)

Exit Feeとも呼ばれる口座を閉じる時にかかる費用。

 

25ポンドをチャージする会社もあります。

 

最初に証券会社を開く時は投資スタイルが後から変わることもありAccount Closure Feeがかからない会社を選ぶのがおすすめです。

Transfer out to another provider (株を他の会社に移す費用)

株を他の証券会社に移す時にかかる費用です。

 

高いところはひとつの銘柄につき25ポンドかかります。

 

5種類の株を持っていたとしたら125ポンド。。

 

Account Closure Feeと共に手数料がかからない会社を選びたいところです。

Annual Account Charge (口座維持手数料)

口座維持手数料のことでイギリスはほぼ全ての証券会社でかかります。

 

この手数料のチャージの仕方は複雑でとっても分かりにくいので少し詳しく解説しますね。

口座維持手数料は主に二つの方法でチャージされることが多いです。

 

投資金額合計に対して数%チャージされる場合

証券会社によって投資金額合計に掛かる場合と投資信託のみに掛かる場合があります。

 

通常は0.15%から0.4%が一般的。

 

もし手数料が0.4%だとすると毎月500ポンドを積立して年間合計6000ポンド投資した場合は年間24ポンドが口座維持手数料にかかる計算です。

 

固定金額で支払う場合

年間に支払う金額が決まっていて、その金額を取引手数料に充てることができる仕組みが多いですね。

 

例えばInteractive Investorは年間90ポンドで、四半期際に22.5ポンドを上限に取引手数料が無料になるという仕組みで口座維持手数料を請求しています。

 

口座手数料を取引手数料に充てることができるので一見お得に見えるのですが、下記のような人には手数料が割高になるので注意が必要です。

  • 投資信託を中心に運用している人
  • 月々の積み立てで株を運用している人
  • スポットの取引を頻繁に行わない人
  • 投資金額の合計が25000ポンド未満の人

 

ある程度金額が貯まるまではなるべく%が低い会社を選ぶか、開設時に一回払うだけの会社を選ぶのがおすすめです。

Share Dealing Charge (株、ETFの取引手数料)

株の取引手数料は一回につき5ポンドから12ポンドかかるところが一般的です。

 

投資信託(Fund)の場合は購入手数料が無料、もしくは1.5ポンド程度と割安です。

Ongoing Charges Figure (OCF) (信託報酬)

投資信託の運用にかかる費用でファンドごとに設定されています。

 

信託報酬の平均は0.85%と言われています。

目論見書を見れば詳しく書いてありますが、投資信託を購入する前にもMorning Starのウェブサイトで簡単に確認することができるので購入前に必ずチェックしておきたいポイントです。

 

他にも特定のファンドでかかる費用(Dealing Charge, Stamp Duty)はありますが、ここでは割愛しますね。

 

証券会社どうやって選ぶ?

ではどうやって手数料を安くできる証券会社を選ぶか。

 

ポイントは以下の二つです。

1.何に投資するのか、どれくらいの金額を投資するかを決める

株に投資するか、投資信託に投資するかで証券会社の費用は大きく変わってきます。

まず自分のリスク許容度やスタイルを決めて何にどれくらい投資するかを決めましょう。

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2.投資金額が25000ポンド(約400万円弱)未満の場合は投資金額に対して%で口座維持手数料が計算される証券会社を選ぶ

投資金額が25000ポンドを超えてきたあたりから固定で費用がチャージされる口座のほうがお得になってきます。

 

この金額に達するまでは投資金額に対して割合(%)でチャージされる証券会社、そして%が低い会社を選ぶのがおすすめです。

イギリスの証券会社の手数料を調べてみたのまとめ

どうでしょう、イギリスの証券会社の手数料ってかなり複雑じゃないですか?

 

日本は口座にかかる手数料は無料のところがほとんどなので、イギリスのほうが投資を始めるハードルは高いかもしれません。

私が投資信託を購入するのに利用しているプラットフォームについてイギリスでファンドに投資するならバンガードがおすすめという記事で詳しく書いています。

イギリスの証券会社選びの参考になれば嬉しいです。

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