イギリスの銀行口座の仕組みと開設の仕方について

こんにちは!Chiyo(ChiyoM_London)です。

イギリスに来て最初の試練とも言える銀行口座の開設。

一筋縄ではいかないので開設方法ばかりに目が行きがちですがこの記事では銀行口座を開設する前に知っておきたい口座の種類、気をつけたいポイントを解説しながら口座開設のヒントになるような情報をお伝えします。

これからイギリスで銀行口座を開く人、現在使ってる銀行口座が実はいまいちよく分かってないという方必見です!

イギリスにある銀行口座は大きく分けて2つ

CURRENT ACCOUNT

給与を受け取ったり、月々の携帯や光熱費などを払うのに使える日々の入出金に使う口座

SAVING ACCOUNT

利息がつく定期預金のような口座、CURRENT ACCOUNTの種類によってSAVING ACCOUNTにアクセス出来るか決まります。

ほとんどの銀行はSAVING ACCOUNTだけを開くことはできないので、銀行口座がない場合はまずCURRENT ACCOUNTを開設する必要があります。

 

CURRENT ACCOUNTの主な種類

BANK ACCOUNT (Lloyds銀行はClassic Account)

一般的なCURRENT ACCOUNTはBANK ACCOUNTと書いてある口座。

銀行によって呼び名が違いますが下記のような機能がついてきます。

  • SAVING ACCOUNTへのアクセス
  • OVERDRAFT(当座借越)ができる。
  • STANDING ORDERという月々の支払いを設定できる
  • 小切手がもらえる
  • コンタクトレスの機能がついてくる。

はじめて口座を開くのであればこのBANK ACCOUNTが便利ですが月々の入金を開設の要件に定めている銀行が多いので定期的な収入がない、仕事がないと断られる可能性もあります。事前に銀行のホームページでEligibilityをチェックしましょう。参考までにHSBCの開設要件はこんな感じ。

Eligibility(開設するための条件)

  • You need to be 18 years or older (18歳以上であること)
  • Your residential address must be within the EU (EU内に住んでいること)
  • You must be able to provide us with certified proof of your identity and address (translated into English if appropriate) (IDと住所証明)
  • You must pay at least £500 a month into the account (does not apply if you are under 24 or over 65 years old) (24歳以下、65歳以上を除いて月々500£を口座に入金すること)
  • If you are resident in the UK, you are happy for us to undertake a credit register search (イギリスに住んでいる場合、信用調査を受けることに同意できること)

BASIC ACCOUNT

もし上記のBANK ACCOUNTの要件を満たさない場合、手続きの途中でBASIC ACCOUNTなら開けるけどどう?とオファーされることもあります。

BASIC ACCOUNTと通常のアカウントの違いは上記に書いたSAVING ACCOUNTを利用できなかったり、コンタクトレスの機能がついていないだけで小切手も口座に入金できるし、給与の受取りも問題なくできます。まさにシンプルな口座。

これで充分という人もいると思うのですが、もし2年位滞在するなら最初はBASIC ACCOUNTを開いて条件を満たした時点で通常のアカウントに切り替えることをおすすめします。

その理由はやっぱりBASIC ACCOUNTは不便だし、SAVING ACCOUNTを使えないのはもったいないから。

SAVING ACCOUNTについてはイギリスの定期預金でお金を増やそう。で詳しく書いていますが、不便な点は2年前からイギリスで浸透したコンタクトレスの機能が使えないこと。

Photograph Courtesy Of transport for London

暗証番号を入れなくてもパブやカフェ、地下鉄の切符も30£以下ならデビットカードをかざすだけで支払える優れもの、一度コンタクトレスに慣れてしまうともう戻れません。

STUDENT ACCOUNT

学生の方はBASIC ACCOUNTよりもSTUDENT ACCOUNTのほうがコンタクトレスがついていたり、オンラインバンキングが利用できたり便利かもしれません。

一番の特徴は当座借越の利率が他の口座に比べてとっても優遇されています。

日本で育った私としてはあまり銀行の口座をマイナスにしてお金を借りる方法はピンとこないのですが、うっかり使い過ぎた時に高い金利を払わなくて済むのはメリットかな。

CLUB ACCOUNT、ADVANCE ACCOUNT、PREMIER ACCOUNT

通常のアカウントの上級バージョン。上級アカウントになればなるほどSAVING ACCOUNTの利率がよくなったり特典がもらえるメリットがあるのですが収入の要件も高くなるので条件にあうかどうかホームページで確認して検討してみてください。

月々の入金が1500£あれば開けるアカウントもあるのでそこまで敷居は高くないかも。

PACKAGED ACCOUNT

通常の口座にプラスして保険(旅行、携帯、車など)がついてくるアカウントで現在HalifaxでULTIMATE REWARD CURRENT ACCOUNTという名前で販売しているのを見かけました。

周りでも使っている人がいて携帯を壊してしまった時に保険があって助かったそう。

口座維持の値段は月々15£、イギリスは年間の旅行保険が30£弱で入れるので旅行保険だけだと割高かなぁと思うのですが他の保険も使いこなせばお得に使えるアカウントかもしれません。

日本とイギリスの銀行口座、違うポイントは?

たくさんの銀行口座を同時に持てない。

日本は簡単に口座を開けて、維持手数料もかからないので、ネット銀行含めると5個くらい銀行口座持っている人も少なくないですよね。

イギリスは上記で書いた通り、口座を維持するために月々の入金が必要なので銀行の口座を1つしか持っていない人も多いです。

入金が必要ないBasic Accountでも注意事項をよく見ると他の銀行で既にBasic Accountを持っていることを発見した場合、口座を閉じることもあると書いてあるのでCURRENT ACCOUNTはメインで使う前提で開設しましょう。

ちなみにメインの銀行を変えたい場合はちょっと面倒ですが、SWITCHと呼ばれる方法で口座を移行することができます。

どうやって最初の銀行口座を選ぶべきか?

イギリスの銀行口座の理解が深まったところで、本題。最初の銀行口座どうやって選べばいいの?に答えます。

1. 最初の銀行口座は店舗がある銀行での開設がおすすめ。

私はわざわざ店舗に行くのが面倒なので出来ればほとんどのことをオンラインで済ませたい派なのですが、はじめての銀行口座に関しては店舗で実際に担当者と会って開設することをおすすめします。

その理由は店舗で直接相談したほうが融通が聞くから

銀行の開設で求められる住所証明、Lloydsのホームページにはこんなふうに書いてあります。

*Lloydsは去年までは日本人はIDのみで開設できましたが今は住所証明必要になりました。

  • Bank or building society statement.(銀行もしくはbuilding societyのステートメント
  • Utility bill (such as gas or landline phone bill) dated within the last six months. (6ヶ月以内の公共料金の請求書)
  • Local authority tax bill for the current year.(カウンシルタックスの請求書)
  • Tenancy agreement issued by a solicitor, housing association, local council or reputable letting agency. (賃貸契約書)
  • Benefits or pensions notification letter confirming the right to benefit.(年金通知書)

これ、イギリスでシェアハウスに住んでいる人にはなかなか手に入らない書類ばかりですよね。。

で、その下にさらーっと書いてある注意書き。

If you don’t have any of these we may be able to accept other documents. For more information ask in branch 

(もしこれらの書類を持っていない場合は他の書類でも受け付けられるかもしれない。詳しくは支店で聞いてね)

ここが店舗だったら融通が聞くかもという意味です。

一例なのですが2015年に私が銀行口座を開設した時、イギリスの住所証明を手に入れることが出来なかったので、中華街の中にあるHSBCで相談したところ、日本の自動車免許の裏面に書いてある住所を目の前で翻訳することで住所証明にしてくれて無事口座を開くことができました。

どの書類がOKなのかは店舗の判断に委ねられるので、出来る限り住所証明になりそうなもの(学校や職場からのレター、日本の自動車免許など)を持って店舗で交渉しましょう。

2. SAVING ACCOUNTが魅力的な銀行で口座をつくる。

店舗がある銀行で開設することを決めたら、次はどこの銀行で開設するか。

イギリスに店舗があって大きな銀行は主に4つ。

HSBC

HALIFAX

LLOYDS

BARCLAYS

まずは、開きやすそうなところで確実に最初の口座を手にしたいと思いますよね。でも「この店舗で簡単に開けた!」という情報はたまたま融通の利くスタッフが対応してくれただけだったり、情報が古くてあまりあてにならないことも。

基本的に開設に必要な書類はどの銀行も同じですが、Lloydsはホームページに他の書類も受け付けられるかもしれないと書いてあるので他の銀行より柔軟に対応してくれる印象。そして、私が口座を開いた中華街のGerrard StにあるHSBCは中国人顧客が多く、私達と同じように住所証明が手に入らない顧客に慣れているようでした。もし、なかなか口座を開けてくれる銀行が見つからない時は試してみてください。

では開けやすい以外でどうやって銀行を選ぶか?

資産形成の観点から考えると、SAVING ACCOUNTの利率がいいところをメインの口座に選ぶのがおすすめです。

 関連記事  イギリスの定期預金でお金を増やそう。

SAVING ACCOUNTにも何種類かあり、利息が高めなのはREGULAR SAVERという月々25£から250£まで積立をして一年後に利息を受け取るタイプ。私はこの利率が良かったという理由でHSBCを選びました。

HSBCでは通常のアカウントでも3%、上級のアドバンスアカウントになると5%利息がつきます。最高でも250£づつの積立なので利息の割にはそこまで大きく利益にはならないのですがそれでも通常のアカウントで250£毎月一年間積立をすると48.95£の利息がつくので、ちょっとしたお小遣いにはなりますよね。

3. 口座を開く銀行を決めたらオンラインでアポイントを取る。

口座を開く銀行を決めたら、直接店舗に行く前にオンラインか電話でアポイントを取ることをおすすめします。店舗に直接行っても、その場で対応してもらえないこともあるので時間を無駄にしないためにも事前予約したほうがスムーズです。

HSBC Appointment page

Barcleys Appointment page

Lloyds Appointment page

*Halifaxは支店のアポイントページが見つからなかったので直接店舗に行く必要がありそうです。 

イギリスの銀行口座のまとめ。

開設がとっても面倒なイギリスの銀行口座ですが一度開設すれば住所証明も得られるし、将来ビザを更新する際にはバンクステートメントを必要書類として提出できるので長期滞在するか分からなくても、1年以上住む場合は口座をイギリスで作ることをおすすめします。頑張って開設したら是非SAVING ACCOUNTも使って資産も増やしましょう。

口座開設のポイントは

  1. イギリスの銀行口座の仕組みを知る。
  2. イギリスに店舗がある大きい銀行で最初の口座を開く。
  3. Eligibilityの項目をホームページで確認して、必要書類を用意する。
  4. もし通常のアカウントが開けない場合はBASIC ACCOUNTでもとりあえず開く。
  5. 銀行選びはSAVING ACCOUNTの内容を見て検討する。
  6. 開きやすいかどうかは運次第のところも、困ったらLloydsか中華街にあるHSBCへ。

銀行選びの参考になれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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